【食料】
国連食糧農業機関(FAO)が発表した2023年12月の食料価格指数は11月の120.27から118.51まで低下しました。これで5ヵ月連続の低下になります。22年12月は131.79だったため、前年比では10.1%の低下になります。

項目別だと、前年比で肉が1.8%低下、乳製品が16.0%低下、穀物が16.6%低下、商物油が15.3%低下、砂糖が14.9%上昇となります。

World food price index ends 2023 some 10% below 2022 levels
無題
年末の水準としては、2019~22年まで4年連続の上昇となっていましたが、5年ぶりに低下に転じました。依然として極めて高い水準にあることには変わりありませんが、パンデミック、ラニーニャ現象、ウクライナ戦争といった供給ショックを乗り越え、漸く供給体制が正常化しつつあることが窺えます。食料インフレの波が終息に向かいつつあり、この流れを24年も踏襲できるのかが問われます。

無題


【お知らせ】
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