【原油】
米エネルギー情報局(EIA)から2023年末(12月29日時点)の米石油在庫統計が発表されました。
前年比では
原油 1,042万バレル増
ガソリン 1,429万バレル増
石油精製品 707万バレル増
となりました。
また、
戦略石油備蓄(SPR) 1,799万バレル減
クッシング地区原油在庫 941万バレル増
となりました。
SPRの取り崩しが主に4~6月期に行われましたが、原油と石油製品在庫はともに前年比プラスになりました。少なくとも年末時点の在庫を見る限り、2023年はの需給は緩んだとの評価が求められる数値になっています。

米原油在庫

米ガソリン在庫

米石油精製品在庫
さて、2024年の原油相場ですが、大手金融機関の原油価格見通しの引き下げが相次いでいます。
ロジックとしては、第一に米国を筆頭とした非OPECの増産、第二に、原油需要の減速です。つまり、需要の伸びが鈍化するため、非OPECの増産によって安定した需給環境の確保が可能との見通しになります。このロジックを否定するような動きが出てくるまでは、戻り売り対応が基本になりそうです。
【お知らせ】
大阪取引所のウェビナーの動画がYoututeで公開されました。12/16(土)開催分です。金、原油、トウモロコシ相場について、初心者向けの内容で構成しています。よろしければご覧ください。
コモディティ ・ マーケットの分析と2024年の展望
https://www.youtube.com/watch?v=auB2uLG2yDM
米エネルギー情報局(EIA)から2023年末(12月29日時点)の米石油在庫統計が発表されました。
前年比では
原油 1,042万バレル増
ガソリン 1,429万バレル増
石油精製品 707万バレル増
となりました。
また、
戦略石油備蓄(SPR) 1,799万バレル減
クッシング地区原油在庫 941万バレル増
となりました。
SPRの取り崩しが主に4~6月期に行われましたが、原油と石油製品在庫はともに前年比プラスになりました。少なくとも年末時点の在庫を見る限り、2023年はの需給は緩んだとの評価が求められる数値になっています。

米原油在庫

米ガソリン在庫

米石油精製品在庫
さて、2024年の原油相場ですが、大手金融機関の原油価格見通しの引き下げが相次いでいます。
ウォール街、24年の原油価格予想引き下げ-非OPECの供給増見込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-04/S6QUTQT0AFB400
「米国のシェール業界を中心とした石油輸出国機構(OPEC)以外からの供給の大幅増が、世界の原油需要の伸びを十分満たすと予想。原油需要は、新型コロナ禍後の回復が勢いを失う中で今年顕著に減速すると見込まれている。」
「米国のシェール業界を中心とした石油輸出国機構(OPEC)以外からの供給の大幅増が、世界の原油需要の伸びを十分満たすと予想。原油需要は、新型コロナ禍後の回復が勢いを失う中で今年顕著に減速すると見込まれている。」
ロジックとしては、第一に米国を筆頭とした非OPECの増産、第二に、原油需要の減速です。つまり、需要の伸びが鈍化するため、非OPECの増産によって安定した需給環境の確保が可能との見通しになります。このロジックを否定するような動きが出てくるまでは、戻り売り対応が基本になりそうです。
大阪取引所のウェビナーの動画がYoututeで公開されました。12/16(土)開催分です。金、原油、トウモロコシ相場について、初心者向けの内容で構成しています。よろしければご覧ください。
コモディティ ・ マーケットの分析と2024年の展望
https://www.youtube.com/watch?v=auB2uLG2yDM