トルコのFatih Donmezエネルギー相は、向こう5年間の産金量を年100トンに引き上げることを目指すと発表しました。2020年は42トンだったため、2倍以上の水準になります。既に18の鉱山が操業中ですが、更に20以上が操業間近とされています。

トルコは経済環境の悪化、通貨不信から、国民の間に高いレべルの金需要があります。国内供給でカバーできない分は輸入されますが、それが貿易赤字の拡大を通じて更に通貨安を促す悪循環に陥っています。

中央銀行が利上げ対応を進めていますが、仮に国内で金の増産が可能であれば、貿易収支の改善を通じて、通貨安にブレーキが掛かるシナリオも浮上することになります。


【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】