中国で新型コロナウイルスの感染被害が、広がり始めています。1日当たりの新規感染者数は100人台とあって、欧米はもちろん日本と比べても少ない数値になっています。しかし、中国全土で感染者の報告が増え始め、一部地域ではクラスターも発生しています。また、変異種の感染も確認されています。

中国当局はこの状況に強い危機感を抱き、感染が報告されると直ちに都市封鎖を行い、これ以上の感染拡大を封じ込めようとしています。また、春節に向けて規制前のPCR検査の義務付けなど、春節がパンデミック再発のきっかけになることを回避するための施策も導入しています。

次々にPCR検査を迫り、感染が確認されたら隔離、都市封鎖と、感染症対策のみで見れば理想的な対策を講じることができる国です。ただ、もし中国が感染被害をコントロールできなかった場合には、資源需要環境は激変します。買い遅れた向きにとっては最後の押し目買いのチャンスになるのでしょうが、春節を無難に乗り切ることができるか、マーケットは徐々にリスクテイクに慎重スタンスに傾斜しています。リスクテイクのレベルを一段階引き下げるべきでしょう。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】