米エネルギー情報局(EIA)が発表した1月8日時点の米原油在庫は、前週比325万バレル減の4億8,221万バレルとなりました。これで5週連続の減少となり、昨年3月27日以来の低水準になっています。前年同期の4億2,851万バレルを依然として大きく上回っていますが、在庫の減少は素直に評価したい所です。

ただ、その一方で石油製品在庫は増加傾向にあります。これは、末端の需要以上の原油が製油所で処理されていることを意味します。例えばガソリン需要だと、前年同期比でのマイナス幅は殆ど変わっていません。これは製油所稼働率を大きく引き上げることは難しい状況にあることを意味しますが、製油所が必要以上の原油処理を進めていくと、原油在庫増加と製品在庫の減少が進み、石油在庫全体でみると、実は減少していないといった事態になりかねません。

原油と石油製品在庫をバランスよく取り崩していくことが、原油相場安定化のために求められます。原油+石油製品在庫でみると、実は2週連続で増加しています。


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【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】