【日経平均株価】
2024年大発会の日経平均株価は前日比175.88円安の3万3,288.29円で取引を終了しました。場中は一時700円を超える急落地合になりましたが、最終的には無難な結果になりました。元旦の能登半島地震、さらに年末年始の米ハイテク株安などから投資家のリスク回避の動きで始まりましたが、押し目での旺盛な物色意欲が確認されたことで、逆に地合の強さ示されたとの評価も可能な値動きになりました。

日経平均一時700円安 Appleショックに揺れる大発会

さて、今年の干支は「辰」になりますが、相場格言としては2023年の「卯」が「跳ねる」に対して、「辰」は天井とされます。1950年以降のデーターで年間騰落率をみると、4勝2敗で平均28.0%の上昇率になっています。

ただし、これは1952年に118.4%高を記録している影響が大きくなっています。期間の取り方で大きく変わる数値です。

無題

さすがに干支を手掛りとした「辰年の日経平均株価は買い」といった推奨はできませんが、前回2012年は22.9%高でした。


【お知らせ】
大阪取引所のウェビナーの動画がYoututeで公開されました。12/16(土)開催分です。金、原油、トウモロコシ相場について、初心者向けの内容で構成しています。よろしければご覧ください。

コモディティ ・ マーケットの分析と2024年の展望
https://www.youtube.com/watch?v=auB2uLG2yDM