The lowest international coffee prices in a decade are leading many despairing farmers in Central and South America to abandon their farms, fuelling fears of an industry crisis.

コーヒー相場の低迷が深刻化していますが、ブラジルでは通貨レアル安の影響もあって農家収益に対するダメージは限定され、なかなか生産調整が進まない状況です。輸出は減るどころか増えており、昨年の過去最高の豊作に続いて、今年も豊作予想が優勢です。

コロンビア政府は補助金などでコーヒー農家支援に動いていますが、Financial Timesはコーヒー生産をあきらめてコカインの原料であるコカ生産にシフトしていると報じています。コロンビアでは、もともと低取得の農家がコカの生産に携わっていましたが、食料生産へのシフトを促すことで、コカイン生産を抑制することを目指していました。その受け皿の一つにコーヒーもありましたが、一部農家がコカの誘惑に負けてしまっている模様です。

具体的な数値が出ていないので(数字があるのでしょうか?)詳しいことは分かりませんが、コロンビアでコーヒー生産が減少する事態になると、違法薬物であるコカが増産されてしまうのでしょうか。やはり農産物は安ければ良いというものではありませんが、国境と関係なく流通する農産物に関しては、ブラジルでは問題ないがコロンビアでは悲劇といった地域間格差がどうしても生じてしまいますね。なお、コーヒーの需給分析的には、天候不順がないと少なくとも今後2年程度は厳しい相場環境になりそうです。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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