中国国家統計局が17日発表した2019年1~3月の国内総生産(GDP)は物価の変動を除いた実質で前年同期比6.4%増えた。成長率は18年10~12月から横ばい。18年1~3月から4四半期ぶりに減速に歯止めがかかった。個人消費は振るわなかったが、政府の景気対策などで投資が持ち直した。


中国の1~3月期国内総生産(GDP)は前期比年率6.4%増となり、昨年10~12月から横ばいになりました。3四半期連続で成長が減速していましたが、漸くブレーキが掛かった格好です。景気対策でのインフラ投資拡大、金融緩和などで、かなり強引ではありますが一息ついた格好です。

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こうした数値は、KOMTRAXの月次データとも整合性が取れます。これは建設機械大手コマツが、1台当たりの機械の稼働時間を前年同月と比べて指数化したものですが、昨年11月から今年1月にかけて二けたマイナスになっていましたが、2~3月にかけて急回復しています。

中国経済が良いか悪いかと言えば悪いとの基本評価に変化はありませんが、1月までと2月以降とでは、景況感が大きく変わっていることはまちがいなさそうです。そしてこの変化のタイミングは、中国政府が景気刺激策を本格導入したタイミングでした。政府頼みですが、とりあえず急激な景気減速に関しては一服したとみて良いでしょう。今回のGDP、そして同時に発表された3月鉱工業生産と小売売上高は、中国経済評価の上方修正を行うことを支持しています。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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