Russia and OPEC may decide to boost production to fight for market share with the United States but this would push oil prices as low as $40 per barrel, TASS news agency сited Russia’s Finance Minister Anton Siluanov as saying on Saturday.

“There is a dilemma. What should we do with OPEC: should we lose the market, which is being occupied by the Americans, or quit the deal?” Anton Siluanov, speaking in Washington, said, TASS reported.

“(If the deal is abandoned) the oil prices will go down, then the new investments will shrink, American output will be lower, because the production cost for shale oil is higher than for traditional output.”

出典:Reuters
ロシアのシルアノフ財務相は、ロシアと石油輸出国機構(OPEC)が、米国とのシェア争いのために、増産を決定する可能性を指摘しました。一方で、その決定は原油価格を40ドルまで押し下げる可能性も指摘しています。増産してもしなくても、厳しい状況に陥っていることが再確認できます。

現在は協調減産体制によって、マーケットシェアよりも原油需給・価格の安定化を優先しています。その政策は間違いなく成功しています。しかし、その結果として原油高が加速すれば、マーケットシェアの低下が加速するのが必至であり、どこかでブレーキを掛ける必要があります。

「マーケットシェア」と「原油価格」のバランスをどこに置くのかが問われていますが、最近の増産を巡るOPECやロシアの発言が活発化していることは、産油国の関心が十分に回復した「原油価格」から、シェール増産加速によって更に失われる可能性がある「マーケットシェア」に向いていることを意味するのでしょう。これ以上の原油高環境では、シェールオイルとOPEC・ロシアは共存することができないとの危機感が高まり始めています。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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