農林水産省によると、平成29年度の食料自給率は、カロリーベースで38%になりました。前年度からは横這いですが、過去2番目の低水準になります。小麦の増産が実現しましたが、穀物全体に占める米の比率低下、食肉需要増加に伴う輸入肉の増加などの影響が指摘されています。

農林水産省=日本の食料自給率

食料自給率をカロリーベースで計算することには否定的な見方もありますが、生産額ベースでも前年度の67%に対して65%であり、厳しい状況に変化はありません。もちろん、いざとなれば穀物生産比率を引き上げ、食肉生産を取りやめれば自給率の大幅な向上も可能ですが、政府目標45%を達成する目途が立っていません。
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(出所)農林水産省

この問題を解決する手法は二つあり、一つが国内の食料生産量を引き上げることです。農振水産省は国も別に生産目標を設定していますが、29年度に目標を達成しているのは米とてん菜、鶏肉、鶏卵くらいです。

一方、需要サイドでは国内市場の開拓と輸出拡大があります。

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(出所)農林水産省

全国民が、毎日、ごはんを一口(17グラム)多く食べるだけで食料自給率が1%上昇します。糖質制限ダイエットに逆行するものですが、意識して国産の食料を消費したいものです。


【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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