ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、6月の金上場投資信託(ETF)は49.3トンの純減になりました。4月が71.2トン増、5月が14.0トン増と金ETF買いの流れが続いていましたが、6月にはその流れが一変したことが確認できます。今年は2月にも6.7トン減となっていましたが、月間ベースでは2回目の純減です。49.3トン減は、2017年7月の67.9トン減に次ぐ規模です。この17年7月はフランス大統領選のリスクプレミアムが剥落したタイミングになりますが、それに次ぐ規模の資金流出が発生しています。
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地域別だと、北米が売り込んでいます。北米は5月も29.6トン減となっていましたが、5月は欧州が25.6トン増になったことで、世界全体としては残高減少は回避されていました。しかし、6月は北米が44.4トン減、欧州が0.5トン増であり、米通商リスクが高まる中で米系投資家が金からドルに対する資金シフトを進めたのは明らかです。

1~6月期だと63.0トン増ですが、米系投資家の金ETF売りが6月の金相場圧迫の一因になりました。この流れが変わるのかが、7月の金相場の反発力を決定づけることになりそうです。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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