6月12~13日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、3月に続いて今年2回目となる0.25%の利上げが行われました。フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は1.75~2.00%となり、ゼロ金利状態からの離脱が着実に進展していることが確認できます。

今FOMCの焦点は、当局者の金利見通し引き上げの有無でしたが、結論としては2018年分は3月時点の2.1%から2.4%まで中央値が引き上げられました。0.3%の違いは0.25%の利上げ1回分をカバーするものであり、今年の想定利上げ回数が3回から4回に引き上げられたことになります。

【FOMC Projections materials】
無題




















(出所)FRB

一方で、個別のFF金利予想であるドットチャートが下になります。

【Midpoint of target range or target level for the federal funds rate】
6


















(FRB)

これをみると、15人中で年4回の上げ予想は8人であり、実際の所は意見がかなり割れていることが確認できます。3回まで7人、4回以上8人は、まだ4回の利上げは確かなものとまでは言えなそうです。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長も記者会見において「参加者の大半は予想を修正しなかった」と微調整であることを強調しています。

金にネガティブ、ドルにポジティブな結果になりましたが、更に大きくタカ派見通しを織り込む必要はあるのかは、疑問視させる内容になりました。この辺が、タカ派の内容でも金価格の急落が回避された一因と言えそうです。

【マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅努】

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