小菅努の商品アナリスト日記

金、プラチナ、原油、天然ゴム、穀物、農産物などのコモディティ市場をメインに、為替、株価指数などもカバーしています。

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平成の金価格はどう動いた?


無題













平成の東京金価格は1,698円で始まり、4,590円で終わりました。30年での累積パフォーマンスは170.3%高となります。高値は5,081円、安値は840円です。1990年代までは低迷状態が続いていましたが、2000年代に入ってから徐々に地合を引き締め、特に2000年代中盤から金価格が騰勢を強めたことが確認できます。

同じ期間のインフレ率が約17%となりますので、平成時代は円を保有するよりも金の方が資産防衛としての能力が高かったことが窺えます。ちなみに日経平均株価は26.3%安、ドル円は11.9%の円高・ドル安となります。もちろん、円を保有していれば金利、日経平均株価には配当収入などもありますが、金価格は大きく飛躍した時代でした。金が輝いた時代だったと言えそうです。

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トランプ大統領、今年最初の増産要請

トランプ米大統領が原油高抑制に動き始めました。


Twitterに「サウジアラビアと他の国に石油供給を増やすように話した。みんな合意している」と投稿しています。

またこれに先立って、記者会見では「ガソリン価格は下がってきている。OPECに電話し、下げるべきだと伝えた」とも発言しています。OPECに電話というのがよく分かりませんでしたが、その後はOPECの個別加盟国に対して電話を行った模様であることが報じられています。
Gasoline prices are coming down. I called up OPEC, I said you've got to bring them down. You've got to bring them down
OPECは十分な増産余力を有しており、必要とあれば増産対応を行うことを明言しています。しかし、現状だと増産対応の決定は6月、実行は7月以降になるため、トランプ大統領が決断を急がせたのでしょう。イランの供給減少に対する対応が後手に回るリスクを解消すると同時に、ドライブシーズン前にガソリン価格を自らの手腕で押し下げたとの実績が欲しいようです。

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南アでAMCUが労組としての認定取り消し?


South Africa’s militant AMCU union said on Friday that it was complying with the country’s labour laws, disputing a government notice which said it could be de-registered for breaking rules governing how unions should operate.

出典:Reuters

南アフリカで労働組合AMCUの承認が取り消されそうとしています。労働法違反が指摘されている結果です。AMCUの規約では5年に1度の総会で代表を選出することなどが規定されていますが、2013年1月を最後に求められた手続きが行われていないとされています。

AMCUはSibanye Stillwaterの金鉱山で大規模なストライキを展開したばかりであり、政治的な圧力だと反発を強めていますが、合法的な労組活動が行えなくなるリスクが高まっています。仮に労組としての承認が取り消された際に、どのような化学変化が生じるのかは読めません。先鋭化したメンバーが違法ストライキなどを引き起こすのか、それともNUMなど他労組にメンバーが吸収されて労使関係が改善するのか、今後の展開に注意が必要です。

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プロフィール
小菅 努(こすげ つとむ)

1976年千葉県松戸市生まれ。筑波大学卒。商品先物・FX会社の営業本部、ニューヨーク事務所、調査部門責任者等を経て、現在はマーケットエッジ(株)代表取締役。商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物)。貴金属、金属、エネルギー、ゴム、農産物などの商品先物市場全般が主なカバー対象です。商社、事業法人、金融機関向けに分析レポートを配信しています。為替、株価指数などもカバーしています。

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